レイズダオス様への、とある不満。
書いてる記事が書き終わらないので、先にこちらを書くことにしました。
レイズダオス様への不満。
は?
優雅なモーション、推定5mの美脚、どやみの強い戦闘台詞、美しい立ち絵、ストーリーでの活躍etc……
あんなにも美しく強いダオス様を実装してくれたテイルズオブザレイズには、本当に感謝するばかりでしょ?
……それはそうなんですが、でもどうしても我慢できない不満があるのです。
Q. 四属性初級呪文無詠唱ぶっぱのロマン技として有名なあのテトラスペルが実装されてませんが?
A. ――裏鏡装が実装され始めました。まず間違いなくダオス様の裏鏡装はテトラスペルですので今しばらくの我慢ですね(※テトスペ信者の願望です)。
Q. 通常魔鏡の足の動き、ちょっと奇妙じゃないです?
A. ――あれはダオス様の美脚が推定5mでどう足掻いても持て余し気味になってしまう全身抜群プロポーションなのが悪いです。恵まれすぎてるって罪ね(※あのOP再現は好きです)。
他にもないでもないですが。
私がレイズダオス様に抱く不満は、ステータス画面などで聴けるダオス様のボイス付き台詞にあるのです。
聞き覚えのあるその台詞
レイズではステータス画面、ルーム画面等でキャラをタッチすると、いくつかボイス付き台詞を喋ってくれます。
ダオス様の台詞は以下の五種類です。
・「この世に悪があるとすれば、それは私ではない。人の心の中にあるのだ」
・「愚かな…人間め…」
・「もういい…お前は眠れ…」
・「この世に真の邪悪があるとすれば、それはお前たち人間の心」
・「大義を背負うこの身体…僅かばかりとも危険に晒す訳にはいかぬ…」
このうち最初「この世に悪が~」は、PS版以降の過去モリスンさんのお手紙で語られるセリフが元でしょうか。「それは私ではない」と入ってるので、そうなんだと思います。
そして残り四つの台詞は、OVAファンタジアでの台詞です。
・「愚かな…人間め…」
→OVA1巻にてマルスを滅ぼす直前の台詞
・「もういい…お前は眠れ…」
→2巻にてチェスターへ攻撃しようとする際の台詞
・「この世に真の邪悪があるとすれば、それはお前たち人間の心」
→2巻にてチェスターと会話時の台詞
・「大義を背負うこの身体…僅かばかりとも危険に晒す訳にはいかぬ…」
→3巻にて地下墓地から逃れる際の台詞
多少言い回しが違う部分もありますが、恐らく台詞元はこれで合ってると思います(※「この世に真の邪悪が~」だけ自信無かったのでうん年ぶりにOVA観て確認したところ、合ってました。レイズダオス様のまったりボイスに耳が慣れてたからか、OVAダオス様結構早口でしたね。1巻30分アニメなので仕方ないです。今観たらOVA森川ダオス様なんとなく初々しい感じがあって(OVAから引き継がれたので当たり前ですが)ちょっと可愛かった(ダオス様はいつもかわいいぞ))。
このステータス台詞について私が抱く不満点は、大きく分けて二つ。
①設定上レイズ世界に存在しているとは思えない、台詞流用の多さ
②重複する台詞
です。
①設定上レイズ世界に存在しているとは思えない、台詞流用の多さ
上記で挙げた通り、ダオス様のステータス台詞って全て本編またはOVAでの台詞なんですよ。
レイズの、ティル・ナ・ノーグに召喚された背景とは全く関係ないわけです。
良い捉え方をするならば、どんな世界にいようともダオス様から人間への認識は変わらない。信念も思想も変わらない。ゆえに台詞も本編とほぼ変わらない。そう捉えることもできます。
ですが、それは他のキャラクターとて同じだと思うのです。本編と変わらず、しかしレイズ世界に喚ばれ過ごしている。そう感じられる台詞が一つも無いばかりか、台詞が全て本編あるいは派生作品からの流用というのは、自分がダオス様贔屓であることを加味しても、手抜きのように感じられてなりません。
例えば同じファンタジアから参戦のアーチェ。「色んなメンバーがいるけど、箒で戦うのはあたしくらいのもんでしょ」といった台詞があります。これはレイズ世界に召喚され、他世界のキャラクター達と過ごしているがゆえの発言ですね。
同じくクラース。「ミラルドはこちらに来ていないのか……」と台詞があります。レイズ世界に召喚され、自分と同じく彼女も召喚されているのではないかという期待が込められた台詞です。
正直なところ、ダオス様以外のキャラクターに関してはファンタジアであろうとも自信を持って語れないので、もしかしたら他にもダオス様と同じく原作や派生作品からの流用台詞のみのキャラクターがいるかも知れません。
そして私にとって、ダオス様のステータス台詞のうち嫌いなものはありません。どれも好きです。特に「大義を背負うこの身体〜」はそれまで聞いたことのない類の台詞だったので、実はOVA時点では意味を理解しきれていませんでした。レイズにて文字付きで改めて出されたことで、「王として公人として、自分自身でさえ使命のための存在として客観視している」――そんな尊さに気付けたので、そこは心から感謝しています。
ですが、いくら展開上自分の城でぼっちとはいえ、ダオス様はストーリーやスキットなどでレイズ世界について言及しているのですから、ステータス台詞でもひとつくらいはレイズ世界に召喚され生活を余儀なくされているとわかる台詞が欲しかったです。
それこそ、最近実装されたルームお出迎えボイスの「この世界にも世界樹があるのだな」のような。あれができるのなら、ステータス台詞でも同じようにレイズ世界ならではの台詞を入れて欲しかった。
②重複する台詞
ダオス様のステータス画面台詞は全て既存作品からの流用と申し上げましたが、
・「この世に悪があるとすれば、それは私ではない。人の心の中にあるのだ」
・「この世に真の邪悪があるとすれば、それはお前たち人間の心」
この二つ。
どうして一緒に入れたんでしょうか。
前者は原作で登場した台詞。
テイルズオブでは有名な「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」を、本編ダオス様が人間への嘲りを含ませつつ語った言葉です。
後者は、それの言い回しを変えただけに過ぎないと思うのです。
……私の知る限りですが、ドラマCD第2巻でもダオス様は人間を「悪」ではなく「邪悪」という言い方で語っています(※塩沢さんの激昂演技がめちゃんこかっこいい)。実際どうかはわかりませんが、OVAでの「この世に真の邪悪が〜」の台詞は、本編の台詞とドラマCDでの台詞を合わせつつ、まとめたものではないかと思うのです。
長々と憶測を語りましたが……何が言いたいかというと、レイズダオス様のステータス画面台詞のうち二つは、ほぼ同じことを言っています。何故?
一人のキャラクターにつき五種の台詞という制限の中で、二つの内容を重複させることに、果たして意味はあるのでしょうか。
正直、私は無いと思います。
どちらの言い回しも演技も好きですが、限られた数の台詞であるならば、どちらか片方だけを採用し、空いた枠で別のことを語らせてほしかったです。
例えば前述したような、レイズ世界ならではの台詞とか。
望むのはあの台詞ではなく
レイズではストーリーや、魔鏡演出なんかで原作の再現が豊富に登場していますね。
とても懐かしい。そう思うことも多いです。
ですが、本編から地続きのキャラクターが、本編とは違う環境で何を感じるのか。それを見たいとも思うのです。
たかがステータス画面をつっついた際の台詞。
しかし私は聞き覚えのある台詞ではなく、ダオス様があのあまりにも彼に合わない環境の中で何を語るのかを知りたかった。わくわくとステータス画面の美貌を突っついては「これあの台詞だな」「次はどうかな」を繰り返す……ほんの少しのガッカリ感を味わいたくはなかった。
ストーリーやルームで多少救われたものの、未だにこの不満は拭えません。
要望にも送ったことはあるんですが、正直言って「全キャラステータス台詞追加!」とかが無い限り、変わることはないと思います。
……既存からの流用でも、せめてどちらかが別の台詞ならね。「降りかかる火の粉は振り払わねばなるまい」なども、結構印象深い台詞なんですが。どうせ目的まで暴露されてるんだから、故郷デリス・カーラーンへの言及でもいいと思う。
以上。
他のキャラクターのレイズ世界ならではの台詞を聞くたびに感じる不満でした。
解消されることはないと思うので、せめていつか実装されるに違いない決戦魔鏡は短い台詞でまとまった、納得のいく演出だといいな……。
あとテトラスペルください。四属性初級呪文無詠唱のロマンな方な(いつもの)。
それではー(「・ω・)「テトスペ!