澄々紀行のまとめ日記

私による私のための考えをまとめる日記ぞ

私の初めてのテイルズオブは

テイルズオブザワールド なりきりダンジョン2】

 

 でした。

 

テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2

テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2

  • 発売日: 2002/10/25
  • メディア: Video Game
 

 

 偶然見かけたテレビCM、楽しげなBGMと共に主人公の男の子と女の子が踊ってるシーンが妙に印象的で。

 テイルズオブの「テ」の字も知らなかった私は「主人公を好きな見た目にできるのか~」と半分正解半分はずれな印象のまま、このゲームを購入。

 今でもキャラメイクものは好きなので、当時も好きな格好、好きな武器でのんびり遊べることを期待していたのだと思います。

 

 まさか、このゲームによって後の人生が大きく変わることになるなど、当時の私は思いもしなかったのである――

 

 

【動いた!しゃべった!!】

 

 購入当日。無邪気になりきりダンジョン2を始めた私に、幾つもの衝撃が襲いかかりました。

 

  • Aボタンを押したらすぐキャラクターが走って攻撃しに行く
  • Bボタンを押したらすぐキャラクターが何か技を出す
  • やたらしゃべる
  • 敵がずっと動いてる
  • ずっと私のターンだけどずっと敵のターン

 

 テイルズオブシリーズを知る方からすれば「何言ってんだこいつ」と思われることでしょう。

 しかしテイルズオブの「テ」の字も知らなかった私にとって、あんなにもテンポよく(私を置いてけぼりにして)動く戦闘は、あまりにも新鮮なものだったのです。

 

 なりきりダンジョン2プレイ前の私にとって、ゲームと言ったら任天堂だったんですよね。

 特にRPGと言えばポケモンスーパーマリオRPG。特にマリオRPGは何度も周回するほど好きでした。ふっかつドリンクからピーチ姫の蘇生技に乗り換えたのはいい思い出。

 そんな私はテレビCMを見て惚れ込んだにも関わらず、なりきりダンジョン2もまたそういうターン制のRPGなのだと思い込んでいました。アクションは苦手なので、事前にどんな戦闘か知っていたら「可愛いけど私には向かないかな」と敬遠し、購入していなかったかもしれません。

 ­­そう考えると、現代のようにネットで調べることなく直感のまま購入したのは本当に良い判断だったと思います。

 

 

【でかい。】

 

 ­­開始数分でRPGへの固定観念を粉砕された私は、そこでプレイを止めるどころかよりわくわくし、なりきりダンジョン2という未知のゲームにのめり込んでいきました。

 シリーズ無知な私は登場するファンタジア、デスティニー、エターニアのキャラクター達の会話ややりとりはさっぱり理解しておらず、ですが初プレイ時の衝撃のまま遊んでいたためか特に困惑もモヤモヤもせず、どのキャラも「かわいいなあ~」「かっこいいなあ~」と楽しんでいました。

 

 ­­そして。

 なりきりダンジョン2最大級の衝撃であり、私の人生の転機である瞬間は、ストーリーも終盤に差し掛かった「幻の城」――エターニアのシゼル城オマージュのダンジョン探索中に訪れました。

 

 なんだか入り組んでるなあ、色合いきれいだなあ、とおっかなびっくり進んでいた私は下へ下へと進み、何やら厳かな行き止まりにて黄色とオレンジドットの見知らぬキャラクターに出会います。

 

澄々紀行「ひええなんかボスっぽい準備してないzうわでっかい

 

 黄色とオレンジドットのそのボス、今まで操作してきたどのキャラよりも頭一個分でかい。そしてとんでもなく強い。殴らないで。魔法使わないで。端まで届くレーザーを突然撃たないで。それにしてもでかい。でかいでかい……

 

 出会ってから現在に至るまでこの世で最も好きで好きで仕方がなくなるそのキャラクター、私の人生を大きく変えた最大の要因――ダオス様への第一印象は、ひたすら「でかい」でした。

 

 ちなみに初見時の勝敗はさっぱり覚えていません。 

 

 

【でかいヒト、強い。】

 

 初見時かその後かは覚えてませんが、ともかく私もでかいヒトもといダオス様に勝利し、なりきりコスチュームのためのアイテムを手に入れることができました。

 「エレメントオーブ」……今ならどうしてこのアイテムなんだろう(なりダン3ではデリスエンブレムになってましたね)と疑問に思うでしょうが、当時の私はあのめちゃくちゃ強かったでかいヒトまで操作できるのかと、興奮しかしていませんでした。

 ­­ボスキャラをも仲間にできる興奮は、きっとスーパーマリオRPGクッパ様加入で刷り込まれたものでしょうね。共闘するのすごく好き。

 

 ですが、ボスも操作できるんだやった~という無邪気な喜びは、その後見事に滅ぼされました。

 

 

 強い。

 めちゃくちゃ強いぞ、でかいヒト。

 それまでは他のキャラを気の向くままにまんべんなく操作し、新鮮な戦闘を充分すぎるほど楽しんでいました。

 

 ですが、でかいヒトもといダオス様はものすごーく強かった。強すぎた。敵へ突っ込み殴って良し、後方から強力な魔法を使っても良し、どこであろうと輝く詠唱の短い連続魔法、全てを滅ぼし尽くす極太レーザー……

 

 私のオールラウンダー好きは、十中八九このダオス様による影響です。

 ­­器用貧乏じゃないぞ、オールラウンダーだぞ。

 

 

【エンディング後もダオス様がとまらない】

 

 ダオス様服を作ってからは、私のなりきりダンジョン2は常にダオス様と共にありました。

 

 レーザーで薙ぎ倒し、殴って蹴って、魔法で一掃。単調になろうがレーザー一発で終わろうが、全く飽きることなくダオス様でクエストをこなし続け、無事エンディングを迎えました。

 

 ­­細かな設定は覚えてませんが、なんだか物悲しくて、めでたしではなくて、不思議な感覚のエンディングでした。

 

 なりきりダンジョン2のストーリーを終えて初めて、テイルズオブシリーズそのものに興味が湧いたのだと思います。この興味とダオス様を目当てに、私はその後エターニア→ファンタジアとプレイし、テイルズオブとダオス様にハマっていくのでした。

 

 なお、エンディングを迎えても私のなりきりダンジョン2はしばらく終わりませんでした。

 

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 ダオス様が三着!(幸せな光景)

 

 ついさっき、壊れかけのDSで確認しました。まだデータ残ってるのすごい(DSの画面が焼けていて大変だった)。

 

 エンディングを迎えた私はソフトをもう一つ買い、妹のGBAを借り、ダオス様のためだけに進めては服を作ってを繰り返し、メインのなりダン2へと移動してました。

 ­­ダオス様をどんどん増やすプレイ……とても楽しかった記憶があります。ポケモンでさえ図鑑埋めやらなかったのに、我ながら狂気の熱意があったようです。

 

 ほんとはもっとあったんですよダオス様服。ボーナスアビリティを変えたりして、物理攻撃型ダオス様とか魔法攻撃型ダオス様とか耐寒耐熱ダオス様とか。二つ目のなりダン2を妹がプレイすることになったので、育てきってないダオス様服を厳選して残したものが画像のデータです。

 ­­にも関わらず育成ストップしてるのは、恐らくこの後なりダン3が発売したのだと思います。

 

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 ↑↑↑なりダン3のダオス様

 ­­3でもダオス様は強かった。

 ただ3は、移動がなぁ……(ダオス様相変わらず強いしディオメル出るし参戦キャラ大幅増加でいいとこも沢山あるよ)。

 

 

 

 【原点とダオス様とダオス様】

 

 こうして私はテイルズオブシリーズと出会い、ダオス様にハマることとなりました。

 ­­ダオス様と、初テイルズオブ……どちらとも出会わせてくれたなりきりダンジョン2というゲームは、私にとって原点です。

 

 写真撮影後にしばらくプレイしてたんですが、今でも夢中で遊べますね。ダオス様は覚えていてもストーリーなどはほとんど覚えてないので、今プレイし直したら当時とは違った見方で楽しめるかも。原作知ってる私はあの時とは違うぞ!

 

 GCGBAソフト遊べるセットを買って、大画面なりきりダンジョン2を浴びるのが私の夢です。

 

 

 そして、声優という存在をしっかり認識したのもこのゲームがきっかけでした。

 ­­他にどんな役を演じているのだろうと調べた結果、既にダオス様の声優である塩沢さんが亡くなっていることを知って驚いたことを覚えています。

 ­­以前からのファンにとっては、なりダン2ダオス様はかなり嬉しい出演だったのかな。

 

 OVAから、森川さんがダオス様の二代目声優となりましたが……未だ色んな意見があるでしょうが、個人的には森川さんのダオス様も塩沢さんverと同じくらい大好きです。

 ­­特に森川ダオス様は、最近のテイルズオブザレイズでいっそう好きになりました。両方のダオス様についても、いつかブログで語りたいですね。

 

  ­­それではー(「・ω・)「テトスペ!